秋の夕闇スーサイド

拒食症、パニック障害などを経て自殺未遂。そして閉鎖病棟へ入院するまでの手記。

過去

中学一年生から、いじめのようなものを受けていた。

程度としてはとても軽いものだったのかもしれない。遊びの範疇でしょ、と言われてしまうような。

 

ゴリラ、ブタゴリラというあだ名で呼ばれる。物を隠される。それを探していると、探している様を誇張してモノマネされ、周りでケタケタ笑っている。

モノマネされているのに気付いた私は一切動かなくなる。すると。

女「ねーゴリ動かないんだけど」

男「おい!おいゴリ!おめぇだよ!なんか動けよ!!」なんてのは日常茶飯事。

登校したらクラス全員から「出ーてーけ!出ーてーけ!」の大合唱。

こんなことも何度かあった。

 

親や教師に相談した事は一度もなかった。

いや、担任には一度話したのかもしれないが、現場を見ないことには何も出来ないといった答えを返された覚えがある。

 

いじめのようなものは二年間続いた。

時折通学するのが嫌になり、仮病を使って何度も休むことがあった。

後に母にこの件を話したとき「反抗期なのかと思った」と返されたのである。

 

この辺りから私の見た目に対する異常なコンプレックスや、引っ込み思案な性格が根付いたように思う。

あとは、『波風立てない』

この言葉、今まで何百回使ってきただろう。