秋の夕闇スーサイド

拒食症、パニック障害などを経て自殺未遂。そして閉鎖病棟へ入院するまでの手記。

さらに降下

19歳〜20歳の辺りから、頻繁に喘息のような発作が起きるようになった。

友人に強く勧められて呼吸器科を受診するとやたらと明るい医者から「いやぁ〜、これは随分酷い喘息だね!!」との診断。

 

因みに父の家系は全員ヘビースモーカーだ。親族の集まりがあると部屋の中は煙で充満して真っ白になる。

 

喘息の診断が下りてから、今まで以上に煙草の煙が気になった。

父が換気扇の下で煙草を吸っている時の臭いですら発作を起こすようになっていた。

ある日、私がいつものように小発作を起こしていると、父から「発作なんて気のせいなんじゃないの」と言葉が飛んできた。

私は耳を疑った。

 

気のせい?

突然喉がヒュッと鳴って、気道が狭窄して息苦しくなって、咳が止まらなくなって、呼吸をしようと喘ぐ度にヒューヒュー鳴る。

これらは全部気のせい。

そーかそーかなるほどねー。ってそんなワケあるかい。

 

病は気から。

良い事だと思います。

それでも私はこの言葉を生んだ人を全力でブン殴りたい位、嫌いなのである。